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セルフビルドの意味

住宅メーカーの住宅は完全に商品なのでまずあり得ませんが、普通にまちやの工務店で家を建てるときは腕に覚えのある施主や設計者なら、部分的にでも自分たちで施工することで工務店へ払う費用を抑えることを考えます。

費用面以外にも、仕上げの具合を自分たちで自由に加減できる。実際に住むユーザーが自分たちでつくることで愛着が増す。

などなどプラス面が多いし、自分も手を動かすのは好きな方なのでどちらかといえば積極的に考えます。

ただし、実際の作業については生半可に考えるべきではありません。費用を抑えることができるぐらいセルフを取り入れようとすると、作業のボリュームはやはりそれなりのものになります。

また所詮素人なので、プロの職人がかける時間の2、3倍の時間がかかることなんてざらです。

そう考えてくるなら、セルフビルドは結果的には高くつく。と認識しておくことは必要です。

どういうことかというと、もちろん人件費です。今日び、大抵の建材ならホームセンターで安く手に入ります。でも作業にかけなければいけない時間は膨大です。

自分が会社でもらうサラリー(額面ね)を日当割りにして考えてみればわかりやすいでしょう。それはあなたが専門家として働いた時にもらえる報酬です。

その時間を作業につぎ込むわけですから、計算上そこにかける費用は相当なものになります。

職人も同様にプロとして仕事をしているので、素人にとって手間のかかることを手際よくこなしてなんぼです。

それができるからこそ報酬を得ることができるわけで、費用効率も圧倒的にプロの方がいいに決まってます(言い換えるとプロの方が安くつくということです)。

おそらくは本気でセルフでやろうと考える人は、そんなことは百も承知だと思います。自分の労力をフルに投入すること、知人など安い労働力(タダは無理でしょう)の確保等、それらができる目処があってはじめてできることです。

躯体まで工務店発注で以降セルフで。ぐらいは割とよくあるようですが、それでもそれができる人はすごい能力の持ち主です。

でも本質的にはとても贅沢なことだと思います。自分で造ることに積極的な意味がある場合に限って、有効な手段でしょう。

かく言う私も、究極的には自分で設計して、自分の手でつくるのはひとつの理想形です。

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by O-noli | 2008-02-25 16:28 | column

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