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智頭宿
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写真左が智頭宿、旧街道沿いのまちなみです。町屋ではないつくりの建物も多いし、塀も見受けられ旧街道との接点に乏しい。
外観から判断してどう見ても明治以降の建物が多く、宿場町のイメージを払拭してしまった後の町並みです。

上の写真右、米原家住宅も明治後期のものです。中にはあったのかもしれませんが宿場町として賑わっていた頃、江戸時代の建物が見つけられなかったのは明治以降も活発な経済を背景に宿場町脱却、近代化が図られたためなのだと思います。

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公開されている石谷家住宅は江戸時代に庄屋だった石谷家の町屋を大正時代に武家屋敷風に大改造・拡張したものです。造作の手の込みようは相当なもので贅を尽くした住宅です。

町並みとして見た時、商売で成功を収めた家が突出して見えるのみで群としての連続が得られない。また、智頭宿という名称を使いながら宿場町としての面影が見られないというのがここのまちづくりの難しいところです。

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石谷家の瓦屋根越しに見る消防屯所.

一方で町には旧役場や消防屯所など洋風建築もいくつか残っていたり、地場産業のスギをアピールするために杉玉を土産物用に作ったり、町内各家の軒先に飾ったりしています。
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軒先に飾られる杉玉のフクロウバージョン.

それらのように町に残るものが近世でなく近代以降だということを踏まえて、近代以降の町の歴史を骨格にしてまちづくりのストーリーを組み立て直すとおもしろいと思います。
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by O-noli | 2007-09-09 11:00 | 旅の空間

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