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洗濯指数と体感温度
ときおり天気予報で洗濯指数というのをききます。計算式は一般に公開されていないらしいですが、日照・気温・湿度・風からから計算して指数表示されるとのこと。

日照というのは輻射熱ですね。雲などに遮られることなくダイレクトに熱が得られれば、洗濯物の水分がよく蒸発します。そうでなければ気温。暖められたまわりの空気から熱をもらって乾かす。

次に湿度。当然のことながら湿度が低い方が洗濯物はよく乾きます。そして洗濯物の周りの蒸発した水分を多く含む空気を入れ替えるために風が必要です。
この4要素で洗濯物がよく乾く度合いを導いているわけです。

この「乾く」と一言で済ませている状態の変化を整理して言うと、洗濯物が得た熱によって内部の水分が蒸発し、その水分を含む周囲の空気を入れ換えてまた蒸発する。ということなので、よく乾くための要件は適切な「温湿度環境」と「風」と言い換えられます。

経験的にわかりますが、風が強いと洗濯物はよく乾きます。バイクツーリングの際、使ったタオルを荷台にはためかして走ると一瞬にして乾いていました。そこまで行かずとも風を感じる程度もあれば洗濯物はすぐ乾くでしょう。

このとき同じことが人の体の表面でも起きていて、同程度の風を浴びると人体の汗もよくひきます。汗がひけば体表温度も下がるので多少なりと風があれば、体感温度はぐんと下がるということになります。

上記、洗濯物が乾く要件からいうと、もう一つ湿度も体感温度に影響します。じめじめした暑さが温度以上に暑く感じられたりするのは汗がひかないからで、除湿すれば涼しく感じるのはそれも汗がひきやすい環境になるからと言えましょう。

洗濯指数の高い日、風の通る緑陰や東屋はさぞ涼しいことでしょう。除湿は機械に頼らなくてはなりませんが、風を呼び込むことは建築側で考慮できます。兼好法師の言うとおり伝統的な日本家屋が「夏を旨として」つくられていたように。
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by O-noli | 2007-06-30 14:34 | thoughts

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