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よもやま住所表記(2)
さて著しい対照をなす二つの表記方法ですが、僕らはいずれとも異なる第3の住所表記を知っています。
京都の住所表記です。今まで述べてきた日本的な公式の住所表記と両方あるらしいですが、日常使われるのはやはり「下立売通新町西入」というような表記です。

二つの直行する通りの名を入れて、その交差点からの方角で位置を特定する。一見合理的ですが、その裏には全ての通りの名前と順番を覚えなければいけないという(ある意味)非合理が潜んでいます。役所の考える効率化の基準=合理/非合理の判定基準はたぶんそんなところにあるのでしょう。

ちなみに札幌は南○条西×丁目というふうに数字と東西南北で街区指定していますが、その後はランダムな番地のようです。結局最後に明示しているのが通りではなく街区なので、まあ西欧風にやろうとして結局日本的に落ち着いてしまったと言う感じ。

では京都の住所表記から何か読みとれるでしょうか、次回チャレンジしてみようと思います。
個人的には京都のように歴史の積み重なった地名だらけの住所はいいですね。北側の交差点から下ルとすると縁起悪いので、南側の交差点から上ルと表記したりするというような人間的な融通性も好きです。

参考サイト:京都の住所表記
by O-noli | 2006-07-03 08:25 | thoughts

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