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縦ハゼ葺き外壁と窓
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先日、奈良に行った時の下御門ビル(設計:妹島和世建築設計事務所)の窓廻りです。
フラットバーで窓枠をつくって、高さを縦ハゼの高さに合わせています。
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こちらはまた別の日、京都は寺町通りで見つけたものです。設計者は不詳。バージョンアップしています。
サッシの部分もハゼが通っているテイでフラットバーを溶接しています。
さらに平行でないハゼは始めて見ました。こんなことできるんですね。
# by O-noli | 2017-09-05 16:02 | detail
琵琶湖疎水

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先日、大津に行ったとき三井寺も立ち寄りました。そこで思いがけず琵琶湖疎水の琵琶湖側の大本に出会いました。

上の写真から少し下ったところに水門がありましたが、ここですね。滋賀県民が京都県民に対して「琵琶湖の水止めたろか」と言う時、具体的にはこの水門を閉じることを指すんですね(後でわかりましたが、実際には第2疎水というものがあるんですね)。

下の写真は水門から少し下流で下流方向を撮ったものです。奥に扉が見えますがこの後、長等山を越えるためトンネルに入ります。

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下はトンネル入口部分のアップです。地図で追うと、この後山科に抜けて、2回トンネルを挟んで以前に記事にしたねじりまんぼのあたりに至ります。

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大体、琵琶湖疎水として関知していたのはそのインクラインから岡崎のあたりまでだったのですが、

先日、京都は深草のあたりを歩いていたとき、京阪電車と併走する疎水の流れを見つけました。また別の日ですが東福寺の北のあたりで鴨川横を併走する疎水を見つけました。

地図を確認するとこのあたりで地上に出て、ずっと南下して宇治川に流れ込んでいるんですね。てっきり僕は岡崎のあたりで鴨川に合流しているものと思っていました(実際には宇治川に至る前に何カ所か鴨川へも放流している箇所があるようです)。機会があればこのあたりも歩いてみたい。


# by O-noli | 2017-06-23 16:47 | 旅の空間
はしおき
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子どもが陶芸体験でお茶碗を作った時、あまりの土で作った箸置きです。
当時小3だったとのこと。

箸を置くと転がってしまい、箸置きとして使われることなくしまわれていました。

先日ふと思い出して、オブジェとして飾っておくことにしました。
子どもらしくてなかなかいいです。
# by O-noli | 2015-10-19 13:19 | monologue
方丈庵
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先日、京都散策に出掛けたおり、下鴨神社に立ち寄りました。
糺の森にある下鴨神社の摂社、河合神社をのぞくと境内に方丈庵が復元されていました。

鴨長明がここの神官の次男として生まれたそうで、そんな縁からここに復元されたようです。
実際にどこで方丈庵を営んでいたのか、詳しくはわかりません。
立て看板によると、大原からほうぼう転々として日野に落ち着いたとのことです(方丈記に大原山、日野の外山という手がかりが出てきます)。

長明はひとつ所に留まるつもりは毛頭なかったので、組み立て容易、車2台で持ち運べるポータブルな庵を考案しました(方丈記の中で自ら説明している)。
それが一丈(約3m)四方の方丈庵です。

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さて下から順に見ていきましょう。本体用の礎石はおそらく9個、約1.5m間隔で配置し、この上に直接井桁状に組んだ土台を載せる。3mとばすのは無理でしょうから、おそらく半スパンで大引きが入っています。
通常は礎石の上に載るのは柱ですが、仕口の簡略化のためでしょうか直接土台ユニットを置きます。

土台の上に柱を建て梁を架けます。まず桁行方向に梁を載せ四隅と棟持柱の間に妻行方向の梁を架け、棟持柱の頂部間に棟木を架ける。これでフレームは完成。

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床は細部がよく見えず、ユニット化されているのかよくわかりませんでした。壁はパネル化されており、外部は竹皮の網代、内部は板貼り。開口部は引違いの板戸と吊り戸は蔀戸というよりはパネル板という感じですね。

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そして屋根ですが、屋根裏がユニット化されており垂木に相当する部分で分断されています。細長く目の粗いスノコのようなパーツを並べて、その上に桧皮を敷き詰めています。棟をおさえて竹を被せて屋根の出来上がり。

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あと破風(妻壁の梁と屋根の間の部分)は見たところユニット化されていないようですね。
南面して狭い外縁、内部西面に簡素な棚がしつらえてあり、外部東面に小庇を張り出しこの下で火を使っていたそうです。
# by O-noli | 2015-05-07 15:32 | 旅の空間
西宮船坂ビエンナーレ2014
去年の10/19〜11/23に開催されていました。
備忘録がてら、気になったものをピックアップ。
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『clouds poem』レグラ・マリア・ミュレー
オランダの作家です。ベースは紙を撚り糸にして編み込んだもので、あとビーズやガラスが使われています。

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『虹色の竹』辻牧子
竹の表面にアクリル絵の具を何層にも塗り重ね、堆積した絵の具の層を彫刻刀で彫り上げてできています。

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『風景への観察』烏山秀直
風景の異化といったところでしょうか。僕の好みです。
# by O-noli | 2015-01-25 19:02 | art

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